Clásicos japoneses con furigana
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あさひのよろい
あさひの鎧
国枝 史郎
Lee あさひの鎧 (あさひのよろい) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 239.520 caracteres · 475 pantallas
「そいつらに次々に旗あげされたら、なるほど武家方は困るであろうよ」
「手がつけられないということじゃ」
「資朝卿や俊基卿をとらえ、糾問したらよかろうに」
「それが出来ないということじゃ。あそこまで官位の高い公卿は、めったに糾問出来ぬのじゃそうな」
「内裏攻めようと意気込んでいたに」
「あれも北殿一時の怒りで、土岐、多治見を討ちとったばかりで、後は当分穏便じゃとよ。……それにそういう一大事は、鎌倉よりの指揮を受けねば、行ないがたいということじゃ」
「いつ鎌倉から指揮が来るのじゃ?」
「早馬鎌倉へ馳せつくのさえ、相当日数がかかる筈じゃ。それからいろいろ評定があって、それから返辞の早馬が来る。…ずっとずっと先のことよ」
この時けたたましい叫び声が聞こえ、神主姿の眷族の一人が、全身朱に染みながら、林の中から走り出して来た。
「姥、あぶない、逃げな、あぶない! ……盲人が……竹の杖で……凄い腕だ! ……そいつが来るのだ! 姥を討とうと! ……みんなやられた! ……みんな殺された! ……俺もやられた! 俺も俺も!」
鬼火の姥の前まで来ると、地に斃れて手足を延ばした。
「どうした宗任!」