Clásicos japoneses con furigana
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いたずらこぞうにっき
いたずら小僧日記
佐々木 邦
Lee いたずら小僧日記 (いたずらこぞうにっき) de 佐々木 邦 (ささきくに) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 63.226 caracteres · 128 pantallas
今日は広告を見てばかりいた。曲馬と動物園を一緒にしたようなもので、種々珍しい獣が来るんだ。乃公も余程学問が出来るようになったと見えて曲馬の広告が半分ぐらい読める。知らない字は友達に聞いたから、今日一日で大分新しい字を覚えた。学校でも読本なんか止めて曲馬の広告を読ませればいい。児童に博物学を教うるの一助ともなるから、教師並に父兄は児童に一日の休暇を与えるように希望するとあった。真正に善い事を希望している。
算術の時間に先生が、答は出来ましたかと言って乃公の石盤を取って見た。そして君には罰点を十点やると言った。乃公の石盤には何時の間にか大きな象が書いてあったんだ。算術をやる積りで、曲馬の事を考えて居たのと見える。
忠公と曲馬を見に行った。余り早過ぎたので、動物の方を見物に廻った。パンに唐辛を入れて猿に喰わせたら、嚏をして可笑しかった。もう少しやろうとしていると、番人が来て大変怒ったから、乃公達は象の方へ行った。
象という奴は妙なものだ。顔の割合に目が馬鹿に細い。猿が人間の親類なら、象は鯨の兄弟分だろう。乃公は大きなパンを一個くれた。此にも唐辛が仕込んである。