Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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ふしぎくにたんけん

ふしぎ国探検

海野 十三

Lee ふしぎ国探検 (ふしぎくにたんけん) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 59.118 caracteres · 120 pantallas

Aozora Bunko

緑色の怪物

博士に手をひかれて、東助とヒトミとは、ワン、ツー、スリーで外へとびだした。雷鳴のような音、息ぐるしさ。それらは前と同じようであった。

が、急にあたりが明るくなった。

太陽が頭上にかんかんとかがやいている。涼しいそよ風がふいてくる。見ると一面の砂漠であった。

ふりかえると、この前、地下室で見たと同じ形の小さい樽が一つ、砂の上にあった。そして白い煙をはいていた。この小さい樽の中からでてきたのかと思うと、ふしぎでならない東助とヒトミだった。

「ここはどこですか。どこに、おもしろいものがあるんですか」

「まだ気がつきましぇんか。あそこをごらんなさい」

博士が地平線をゆびさした。

東助とヒトミは、ゆびさされた方を見た。が、見る見る二人の顔におどろきの色がうかんだ。

緑色の怪物

地平線のかなたに、何が見えたか。

はじめは、地平線の上に、緑色の海があって、波が立っているように思われた。が、すぐそれはまちがいであると分った。地平線の上を、緑色のあやしい姿をした怪物が、さかんに踊りまわっているのであった。

それは、おそろしいほどたくさんの集団に見えた。

「なんでしょう、あれは……」