Clásicos japoneses con furigana
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イグアノドンのうた
イグアノドンの唄
中谷 宇吉郎
Lee イグアノドンの唄 (イグアノドンのうた) de 中谷 宇吉郎 (なかやうきちろう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 10.469 caracteres · 21 pantallas
ヒマラヤの人獣の足跡
流れの美しさは、樹間を洩れる光によって異常な色調を帯び、不思議な美しさを呈している。その輝く水面の上を、カヌーの一櫂ごとに、数千の漣が伝わってゆく。それは神秘の国への通路として、まことに適わしいものであった。
コナン・ドイルもこのあたりの描写には大分馬力をかけているようである。どうも御本人自身が、ロスト・ワールドにあこがれているらしいところが大いにある。彼は、何時までも童心を失わなかった人なのであろう。子供というものは、魚粉と稲茎の粉とのまじった団子を食ったことは忘れるが、そのとき聞いたアマゾンの秘境の情景は、なかなか忘れないものである。
ヒマラヤの人獣の足跡
もっともすべての大人にも、多かれ少かれ、この童心は残っている。ヒマラヤの怪巨人にしても、何も今度突然出現した話ではない。昭和十一年に、立教大学のナンダ・コット登攀隊が、印度に遠征した時にも、たいへんな騒ぎが起きていたそうである。ヒマラヤ山麓の村に、身の丈四十呎の怪物が現れ、土地の住民はもとより、全印度人の間に大評判になっていた。この怪物は、汽車をまたいだり、大きい樹木を踏み倒したり、婦女子を気絶させたり、散々あばれ廻った挙句、再び山中深くその姿を消してしまった。