Clásicos japoneses con furigana
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さんごくし
三国志(八)
吉川 英治
Lee 三国志(八) (さんごくし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonés con furigana. JLPT N1. Toca una palabra para ver el significado.
N1 · avanzado · kanji y kana modernos · 195.604 caracteres · 391 pantallas
そしてその輔育の任には、諸葛瑾の子諸葛恪を太子左輔とし、張昭の子張休が太子右弼を命ぜられた。
諸葛恪は、血からいえば、孔明の甥にあたるものである。資質聡明、声は甚だ清高であったといわれる。幼時から夙に、神異の才をたたえられ、その六歳の時に、こんなこともあった。
或る折、呉王孫権が戯れに、一匹の驢馬を宮苑にひき出させ、驢の面に、白粉を塗らせて、それへ、
諸葛子瑜
という四文字を書いた。
けだし、それは、諸葛瑾の顔が、人いちばい長面なので、それを揶揄して笑ったのである。だが、君公の戯れなので、当人も頭をかいて共に苦笑していた。
すると父のそばにいたまだ六歳の諸葛恪が、いきなり筆を持って庭へとび降り、驢の前に背伸びして、その面の四文字の下へ、また二字を書き加えた。
人々が見ると、すなわち、
諸葛子瑜之驢
と、読まれた。見事、からかわれている父の辱をそそいだのである。現今中国人のあいだでよくいわれる「面子」なることばの語源がこの故事からきているものか否かは知らない。
この輔弼に加えて、さらに、丞相顧雍、上将軍陸遜をつけて共に太子を守らせ、武昌城において、孫権はまた、建業に還った。