Clásicos japoneses con furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Lee 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonés con furigana. JLPT N3. Toca una palabra para ver el significado.
N3 · intermedio · kanji y kana modernos · 153.590 caracteres · 308 pantallas
怪物の目
消したところで、あいては、くらやみでも目のきくやつですから、なんにもならないかもしれませんが、といって、あかるくしていれば、いっそうあぶないのです。
そうして、また五―六歩前にすすんだときでした。
バタバタバタという、おそろしい音がして、なにか大きなものが、ふたりの頭の上を、かすめていきました。
怪物の目
「あっ、大きな鳥のようだったよ。なんだろう。」
ポケット小僧が、小林君に、しがみついてきました。
「きっとコウモリだよ。こういうほらあなには、たいてい、コウモリがすんでいるもんだよ。」
小林君が、いってきかせました。
そのとき、うしろのほうで、「ギャーッ。」という、ものすごいさけび声がして、パタパタと羽をはばたく音が聞こえてきました。
「あ、わかった。ゴリラがコウモリをつかまえて、くっているんだよ。……これであいつがこっちへくるのが、すこしおくれるだろう。さあ、このまに逃げるんだ。」
小林君はポケット小僧をひっぱって、おくへ、おくへと、すすんでいきました。まっくらな、でこぼこ道ですから、ときどき、パッ、パッと、懐中電灯をてらさないと、あぶなくて歩けません。