Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.

ひまわりのめ

向日葵の眼

野村 胡堂

Lee 向日葵の眼 (ひまわりのめ) de 野村 胡堂 (のむらこどう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 8919 caracteres · 18 pantallas

Aozora Bunko

二 指環の文字

二 指環の文字

「まア、そんな事があったの随分大変ね、だけど、もう少し踏み止って、お母様を探す気にはならないこと?」

加奈子は涙に濡れた麗子の手を取って、力を吹き込むようにこう申します。

「どうして私に探せるでしょう、加奈子さん、教えて頂戴な」

麗子がこう言うのは、理由のあることでした。優しい弱々しい麗子に比べて、加奈子は、明るく強く、怖れというものを知らないように生れ付いた少女でした。その上、クラスの六つかしい事、判らないことをはじめ、紛失物まで探し出して、近頃は頭の良さが学校中で評判にされて居るような有様だったのです。

「サア――」

加奈子は、その可愛らしい頬に両手を当てて、考えこみました、木の間を漏るる真昼の陽は、お河童の髪の上に落ちて、天鵞絨のような毛並と、その美しい首筋をクッキリ照して居ります。

「貴方のお母様のお書きになったものが無かったの、遺書とか手紙とか――」

「何んにも、――紺野は一生懸命探したけれど、手紙一本、日記一冊見付からないって言って居たワ」

「何うかしたらお母様に、深いお考があったかも知れないわネ、それでは、貴方が平常お母様から言い含められて居ることとか、預った品とか、頂いたものとか、兎に角、お母様が大事にしていらしたものは無かったでしょうか」