Clásicos japoneses con furigana
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おばけのこえ
妖怪談義
柳田 国男
Lee 妖怪談義 (おばけのこえ) de 柳田 国男 (やなぎたくにお) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 7618 caracteres · 16 pantallas
三
例えば秋田ではモコ、外南部ではアモコ、岩手県も中央部ではモンコ、それから海岸の方に向かうとモッコ又はモーコで、あるいは昔蒙古人を怖れていた時代に、そういい始めたのだろうという説さえある。しかし人間の言葉はそんな学者くさい意見などには頓着なしに、土地が変ればどしどしと変化して行っている。今日私たちの知っているだけでも、まず福島県の南の方ではマモウ、越後の吉田ではモッカ、出雲崎ではモモッコ、越中の入善でもモモッコ、加賀の金沢ではモーカ、能登にはモンモだのモウだのという呼び方がある。信州でも伊那は普通にモンモであるが南安曇の豊科ではモッカといい、松本市ではモモカといっている。これから考えてみると、江戸で「むささび」のことをモモングヮ、それから一転して一般に野獣の肉をモモンジーなどといったかも知れぬ。上総の長生郡などでは、今でもモンモンジャといえば化け物を意味しているのである。
三
オバケの地方名は、大げさにいうならば三つの系統に分かれている。その一つは九州四国から近畿地方までに割拠するもので、主として、ガ行の物すごい音から成り立っている。鹿児島県でガゴ・ガモ又はガモジン、肥後の人吉辺でガゴーもしくはカゴ、日向の椎葉山でガンゴ、佐賀とその周囲でガンゴウ、周防の山口でゴンゴ、伊予の大洲附近でガガモ又はガンゴ同じく西条