Clásicos japoneses con furigana
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ちいさなこんじきのつばさ
小さな金色の翼
小川 未明
Lee 小さな金色の翼 (ちいさなこんじきのつばさ) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 4563 caracteres · 10 pantallas
ちょうど、このとき、小鳥は、真っ暗な、そして猛り狂うすさまじい海のあちらから、一筋の明るい光の射すのを認めたのです。
なんであろう? と、彼は、驚きもし、また喜びもしました。そして、急に、元気が出て、小鳥は、この明るい火を目当てに、いっしょうけんめいに雨と暴風の中を翔けてきたのでありました。
その火は、近いようで、なかなか遠くでありました。だんだんその火は、大きくなり、いっそう強く光を放っているのでした。小鳥は、不思議なものを見れば見るものだと思いました。そして、自分は、あすこに着いたときに、救われるのでないかという気がして胸がおどったのでありました。この希望は、この哀れな小鳥をどんなに勇気づけたかしれません。
この光は、このあたりの荒海にはなくてはならぬ、燈台の火でありました。
燈台の火は、暗い海を照らしていました。くずれかかる波頭を染めていました。暴風と雨の中に一筋の光を投げて、たちまち明るく照らしたかと思うと、たちまちその光は消えて、また闇を照らすというふうに見えたのであります。
小鳥は、やっと、燈台の建っている、その小さな島に着きました。