Clásicos japoneses con furigana
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ゆうれいやしきのさつじん
幽霊屋敷の殺人
山本 周五郎
Lee 幽霊屋敷の殺人 (ゆうれいやしきのさつじん) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 9339 caracteres · 19 pantallas
「僕、二三日前から、この事件について調べあげたノオトがありますから、それをすこし父様に、お話ししてみましょう!」
そして、自分の部屋へ去ったが、すぐ一冊の部厚な雑記帳を持ってきて、それを繰りながら話しつづけた。
「ねえ父様、僕、一昨日と昨日とまる二日、上野の図書館で調べたのですが、それによると、あの博士の殺された白堊館では、今度までにもう八人も人が殺されているんです。あの白堊塗の洋館が建てられたのは、明治三十年ごろのことですが、家が建って半年ばかりの後、その家の主人が行方不明になってしまった。それからというものは、移ってくる人がある度に、必ず怪しいことが起って、殺されるか行方不明になってしまうので、遂には魔の邸といわれて住む人もなくなり、荒れに荒れたまま放られてあったのですが、それを博士が三月前に安く買取って移ったのです」
「八人も同じ邸で殺人事件があったって?」
「そうです。ねえ父様! これで事件はますます面白くなってきたでしょう?」
「うん、しかし、どうもすこし複雑すぎるな、子供のお前には無理な事件だよ!」
「そうでしょうか、けれど、僕はこの事件を解決してみたいと思いますよ」