Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

ja-reading.com

Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.

かいきよんじゅうめんそう

怪奇四十面相/宇宙怪人

江戸川 乱歩

Lee 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 182.581 caracteres · 364 pantallas

Aozora Bunko

」

「だが、かえだまにしても、やっぱり生きた人間なら……。」

「いや、生きた人間じゃない。人形なんだよ。電気じかけで、手と首だけが動くようになっている、つまり自動人形なのさ。ホラ見たまえ、あのスイッチのボタンの上に『音楽』とか『電灯』とか書いてあるだろう。『音楽』というのは、人形にバイオリンをひかせるしかけのスイッチなんだ。むろん、ほんとうにひくのではないから、音は、でない。音のほうは、レコードで、聞かせるのだ。くらの机の下に電蓄がかくしてある。それにゆりかさんのバイオリンのレコードがかけてあって、ボタンをおすと、まわるようになっているんだ。そういう、しかけの電線は、みな地面の下を、はわせてあるので、だれにも気づかれない。『電灯』というボタンは、むろん、くらの中の電灯をつけたり、消したりするスイッチだよ。」

「フーン、そうだったのか。どうりで、みんな、へいきな顔をしていると思った。それにしても、うまいことを、考えたもんだね。」

佐藤係長は、感じいったように、言うのでした。

「このしかけは、みな、ここにいる北村君の案だ。北村君は、なかなかの科学者だからね。