Clásicos japoneses con furigana
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かいきよんじゅうめんそう
怪奇四十面相/宇宙怪人
江戸川 乱歩
Lee 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 182.581 caracteres · 364 pantallas
無線操縦と考えればなんでもないが、悪ものに、それだけの大きなしかけが、できるわけはないと思っていました。そこで、いろいろ考えているうちに、ふっと、ひとつの名案を思いついたのです。そして、それを実験して見ました。すると、その実験が、うまくいったのですよ。」
「はてな。それは、どんな実験です。」
「さっき、ここの空を、五つの円盤が千葉のほうへ飛んでいくのを、ごらんになったでしょう。あれがぼくの実験です。」
人々はびっくりして、明智の顔を見つめました。では、さっきの円盤は、宇宙怪人が、星の世界へかえって行ったのではなかったのでしょうか。
「ハハハ……、じつに、こどもだましの、やりかたですよ。ぼくは五羽の伝書鳩を、くんれんしたのです。東京のこうがいの森の中から、千葉県の山の中まで、五羽の伝書鳩を、なんども飛ばせて見ました。そして、いよいよ、これでいいと思ったときに、ほそい竹のわくに、うすい丈夫な紙をはって、大きなおわんのようなものを、つくりました。それを、きぬ糸で鳩のあしに、くくりつけたのです。うすい紙ですから、目方がごく軽いのです。そして、近いところを、いくども飛ばせて、れんしゅうさせたうえ、きょうの夕がた、ぼくの助手が、こうがいの森の中から、五羽の鳩をはなったのです。