Clásicos japoneses con furigana
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しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lee 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 684.899 caracteres · 1374 pantallas
また黄信は八番目に。
さらに燕順以下は、阮の三兄弟のつぎにすわった。そして旧将、新星の二十一頭目が、ここ聚議庁から指揮をとり、たとえ官軍何万、いつおし襲せて来ようとも、という陣容を新たにしていた。
しかし一抹の淋しさがないでもない。
ひとりここに欠けていた宋江である。――その宋公明の消息如何は、以来、ここの仲間には忘れえない関心事となっていた。もちろん、彼らはその手先を使って、たえず江を渡らせ、その飛耳張目を八方へくばらせてもいた。
悲心、長江の刑旅につけば、
鬼の端公も気のいい忠僕に変ること
話はすこし前へもどって。
さて宋江は、その日、故郷宋家村の村ぐちへ来て、村社の前までさしかかると、
「おや、めずらしい」
村年寄の張とぶつかり、こう驚きのあいさつと、よろこびをかけられていた。
「押司さま。ようまあお帰ンなすったの。あのいやな事件も、一年半ぶりで、なんとかおゆるしのお沙汰が出たとか。これからは村にいて下さッしゃれ」
「おう、爺さんか。おまえお達者かね。あの事件は、おゆるしとなっても、父の死に目に会わなんだこの不孝者、村の衆へもあわせる顔がありませんよ」