Clásicos japoneses con furigana
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テガミ
日本プロレタリア文学集・20 「戦旗」「ナップ」作家集7
小林 多喜二
Lee 日本プロレタリア文学集・20 「戦旗」「ナップ」作家集7 (テガミ) de 小林 多喜二 (こばやしたきじ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 8535 caracteres · 21 pantallas
疵
「モップル」(赤色救援会)が、「班」組織によって、地域別に工場の中に直接に根を下し、大衆的基礎の上にその拡大強化をはかっている。
××地区の第××班では、その班会を開くたびに、一人二人とメンバーが殖えて行った。新しいメンバーがはいってくると、簡単な自己紹介があった。――ある時、四十位の女の人が新しくはいってきた。班の責任者が、
「中山さんのお母さんです。中山さんはとう/\今度市ヶ谷に廻ってしまったんです。」
といって、紹介した。
中山のお母さんは少しモジ/\していた。
私は自分の娘が監獄にはいったからといって、救援会にノコ/\やってくるのが何だかずるいような気がしてならないのですが……
娘は二三ヵ月も家にいないかと思っていると、よく所かつの警察から電話がかゝってきました。お前の娘を引きとるのに、どこそこの警察へ行けというのです。私はぎょう天して、もう半分泣きながらやって行くのです。すると娘が下の留置場から連れて来られます。青い汚い顔をして、何日いたのか身体中プーンといやなにおいをさせているのです。――娘の話によると、レポーターとかいうものをやっていて、捕かまったそうです。