Clásicos japoneses con furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lee 日記 (にっき) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 61.953 caracteres · 124 pantallas
八月十九日
一つ奇妙に感じたことは、踊の花形として、彼を待つ心持だ。人気とは彼那心理か。彼が来ないうちは、何だか光彩なく思われる心持。調子はまだよく分らない。
最後に見たのは、例えば、
相撲甚句で申そうならば、ほい!(手を叩く)……(ほい!)と云う連続
八月十九日(金曜)
近頃自分とAとの間にはまるで衝突と云うものがなくなった。一面から見れば、私が、彼に対する理解を深めたのだと云え、一面から云えば彼に私の期待はかけない、と云うことになったのだ。此間中からの様子を見、彼の小ささを感じる。決して、大きい人間、或学究の第一人者には、天性、なれないことはないかもしれないが至難だ。野心で努力すればともかく、そうでなく湧起る力は乏しい人だ。自分の仕事でも何でも彼にはたよって居られず、彼とは、人間の横の深い、おだやかな縁で丈つながって居るほかないのだ。深い理解も、愛の及ぶまでの処だろう。
仕事に本能的な直覚や牽引をどれ程感じて居るか? 天才ではない。其点から云っては nothing extra.
love is earnest, but not alway right.
八月二十日(土曜)