Clásicos japoneses con furigana
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ゆしまもうで
湯島詣
泉 鏡花
Lee 湯島詣 (ゆしまもうで) de 泉 鏡花 (いずみきょうか) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 62.004 caracteres · 122 pantallas
紅茶会
一
紅茶会 三両二分 通う神 紀の国屋
段階子 手鞠の友 湯帰り 描ける幻
朝参詣 言語道断 下かた 狂犬源兵衛
半札の円輔 犬張子 胸騒 鶯
白木の箱 灰神楽 星
紅茶会
一
「紅茶の御馳走だ、君、寄宿舎の中だから何にもない、砂糖は各々適宜に入れることにしよう。さあ、神月。」
三人の紅茶を一個々々硝子杯に煎じ出した時、柳沢時一郎はそのすっきりと脊の高い、緊った制服の姿を籐の椅子の大きなのに、無造作に落していった。
渠は腕袋の美しい片肱を椅子の縁に掛けて、悠然とぶら下げながら、
「篠塚、その砂糖をお客様に出して上げろ。」
「おい、」と心安げに答えたのは和尚天窓で、背広を着た柔和な仁体、篠塚某という哲学家。一脚の卓子を囲んで、柳沢と差向いに同じ椅子に掛けていたが、体を捻って、背後へ手を伸すと雑書を納れた本箱の上から、一瓶の角砂糖を取って、これを二人の間に居る一人の美少年の前に置いた。
「取って頂くよ。」と優しく会釈する、これが神月と呼ばれた客で、名を梓という同窓の文学士、いずれも歴々の人物である。
梓は柳沢が煎じてくれた紅茶の、薄紅色の透取る硝子杯の小さいのを取って前に引いたが、いま一人哲学者と肩を竝べて、手織の綿入に小倉の袴、紬の羽織を脱いだのを、紐長く椅子の背後に、裏を翻して引懸けて、片手を袴に入れ