Clásicos japoneses con furigana
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かわ
牛をつないだ椿の木
Lee 牛をつないだ椿の木 (かわ) de Niimi Nankichi (新美 南吉) en japonés con furigana. JLPT N3. Toca una palabra para ver el significado.
N3 · intermedio · kanji y kana modernos · 75.647 caracteres · 155 pantallas
嘘
一
久助君はおたふくかぜにかかって、五日間学校を休んだ。
六日めの朝、みんなに顔を見られるのははずかしいなと思いながら、学校にいくと、もう授業がはじまっていた。
教室では、案のじょう、みんながさあっとふりむいて久助君の方を見たので、久助君はあがってしまって、先生のところへ欠席届を出し、じぶんの席へ帰るまでに、つくえのわきにかけてある友だちのぼうしを、三つばかりはらい落としてしまった。さて、じぶんの席について読本をひらいた。
となりの加市君が、いま習っているのは十課だということを指でさして教えてくれた。もう十課まで進んだのか。久助君は、八課の「雨の養老」を習っていたとき、なんとなく左のほおが重いのに気がつき、その日から休んだのだった。
じぶんが休んで家でねていたときに、みんなは八課ののこりと九課を習ったんだなと思うと、久助君は、今ここにみんなといっしょに読本をひらいて、先生のお話を聞いていながら、みんなの気持ちとなじめないものを感じた。
そのとき、先生から指でさされて、前のほうのだれかが読本の朗読をはじめた。
「第十、稲むらの火。これは、ただごとでないと、つぶやきながら、五兵衛は家からきた……」