Clásicos japoneses con furigana
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ぎゅうにくとばれいしょ
牛肉と馬鈴薯・酒中日記
国木田 独歩
Lee 牛肉と馬鈴薯・酒中日記 (ぎゅうにくとばれいしょ) de 国木田 独歩 (くにきだどっぽ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 54.018 caracteres · 109 pantallas
今急に彼処を塞げば角が立て面白くない。植木屋さんも何時まであんな物置小屋みたような所にも居られんで移転なりどうなりするだろう。そしたら彼所を塞ぐことにして今は唯だ何にも言わんで知らん顔を仕てる、お徳も決してお源さんに炭の話など仕ちゃなりませんぞ。現に盗んだところを見たのではなし又高が少しばかしの炭を盗られたからってそれを荒立てて彼人者だちに怨恨れたら猶お損になりますぞ。真実に」と老母は老母だけの心配を諄々と説た。
「真実にそうよ。お徳はどうかすると譏謔を言い兼ないがお源さんにそんなことでもすると大変よ、反対に物言を附けられてどんな目に遇うかも知れんよ、私はあの亭主の磯が気味が悪くって成らんのよ。変妙来な男ねえ。あんな奴に限って向う不見に人に喰ってかかるよ」とお清も老母と同じ心配。老母も磯吉のことは口には出さなかったが心には無論それが有たのである。
「何にあの男だって唯の男サ」と真蔵は起上がりながら「然ども先ア関係わんが可い」
真蔵は自分の書斎に引込み、炭問題も一段落着いたので、お徳とお清は大急で夕御飯の仕度に取掛った。
お徳はお源がどんな顔をして現われるかと内々待ていたが、平常も夕方には必然水を汲みに来るのが姿も見せないので不思議に思っていた。