Clásicos japoneses con furigana
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まきのとみたろうじじょでん
牧野富太郎自叙伝
牧野 富太郎
Lee 牧野富太郎自叙伝 (まきのとみたろうじじょでん) de 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 94.045 caracteres · 185 pantallas
にゃならんらしいから、まずここは一場のオ話に止めておくより外致方はあるまい。千万長者に生まれなかったばっかりにサテも残念至極な事だ。苟も名を後世に垂れんとするにはこの位デッカイ事をしでかさんとモノにゃならん、そこに来ると秦の始皇は全くエライよ、万里の長城は始皇の名と共に不朽ではないか、またピラミッドもこの類だネ。
私は一つの火山を縦に半分に割ってその半分の岩塊を全部取り除けてみたい。つまり山を半分にするのだ。これを実行するには大きな山はとても手におえずアキマヘンから、なるべく小さい孤立した山を択びたい。それにはかの伊豆の小室山が丁度持って来いだ、これならなし遂ぐべき可能性が充分にある、そしてそれが休火山と来ているのだから願うてもない幸いだ。
さていよいよその山が半分になったと仮定して見たまえ、すなわちそれが元は火山であるのだから、これを縦に割ったら忽ちその山の成り立ちやら組織やらまた年代やらが判明し、そこで火山学や岩石学、地質学などに対しどれほど無類飛切りな好研究資料を提供するか知れない。かの有名なジャヴァのクラカトアの火山が半分ケシ飛んでいるが、マアそんなものになる訳だ。