Clásicos japoneses con furigana
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ふくおうじでん
福翁自伝
福沢 諭吉
Lee 福翁自伝 (ふくおうじでん) de 福沢 諭吉 (ふくざわゆきち) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 209.912 caracteres · 402 pantallas
何をするのか気狂共が、呆返た話じゃないかと云うと、村田が眼に角を立て、「何だと、遣たら如何だ。「如何だッて、この世の中に攘夷なんて丸で気狂いの沙汰じゃないか。「気狂いとは何だ、怪しからん事を云うな。長州ではチャント国是が極まってある。あんな奴原に我儘をされて堪るものか。殊に和蘭の奴が何だ、小さい癖に横風な面して居る。之を打攘うのは当然だ。モウ防長の士民は悉く死尽しても許しはせぬ、何処までも遣るのだと云うその剣幕は以前の村田ではない。実に思掛けもない事で、是れは変なことだ、妙なことだと思うたから、私は宜加減に話を結んで、夫れから箕作の処に来て、大変だ/\、村田の剣幕は是れ/\の話だ、実に驚いた、と云うのはその前から村田が長州に行たと云うことを聞て、朋友は皆心配して、あの攘夷の真盛りに村田がその中に呼込まれては身が危い、どうか径我のないようにしたいものだと、寄ると触ると噂をして居る其処に、本人の村田の話を聞て見れば今の次第、実に訳けが分らぬ。一体村田は長州に行て如何にも怖いと云うことを知て、そうして攘夷の仮面を冠て態とりきんで居るのだろうか、本心からあんな馬鹿を云う気遣はあるまい、どうも彼の気が知れない。