Clásicos japoneses con furigana
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きくもようさらやまきだん
菊模様皿山奇談
三遊亭 円朝
Lee 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 189.935 caracteres · 379 pantallas
ようだ」
定「御機嫌宜しゅう、お上は如何でございます」
富「あい、大きに宜しい、定まで心配して居るが、どうも困ったものじゃ」
村「早速貴方に申上げる事がございます、茶屋町の縫がまいりまして」
富「うん」
村「彼が払い物だと云って小袖を二枚持ってまいりましたから、丈は何うかと存じまして、改める積りで解きましたところが、貴方襟の中から斯様な手紙が出ました、御覧遊ばせ」
と差出すを受取り、
富「襟の中から、はて」
と披いて読み下し、俄に顔色を変え、再び繰返し読直して居りまする内に、何と思ったか、
富「定」
定「はい」
富「茶屋町の裁縫をいたす縫というものは何かえ、彼は亭主でも有るのか」
定「いえ、亭主はございません、四年已前に死去りまして、子供もなし、寡婦暮しで、只今はお屋敷やお寺方の仕事をいたして居りますので、お召縮緬の半纒などを着まして、芝居などへまいりますと、帰りには屹度お茶屋で御膳や何か喫べますって」
富「其様な事は何うでも宜い、御新造松蔭の家にいた下婢は菊と云ったっけの」
村「私は名を存じませんが、其の下女が下男と不義をいたして殺されたという話を聞きましたから、只今考えて居りますので」