Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

ja-reading.com

Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.

あおべかものがたり

青べか物語

山本 周五郎

Lee 青べか物語 (あおべかものがたり) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 160.888 caracteres · 317 pantallas

Aozora Bunko

銀公は縁台に腰を掛け、傷の手当をしてもらいながら、なお派手な声で叫び、泣き、訴え続けていた。

「しっかりしろ銀」と若い船頭の一人が、銀公の演技に調子を合わせて云った、「しょうばいにんが賭場を開帳したわけじゃねえ、友達同士が慰みにやった一文ばなだ、本署へ持ってゆかれたって始末書を取られるか、悪くいったって罰金くれえで済むだろう」

「おら博奕なんかしやしなかった」

「そうだ、いしゃ博奕はしなかった」

「おら抵抗もしなかった」

「そうだ、みんなが証人だ」とその船頭は続けた、「いしゃ博奕もしねえし抵抗もしなかった、だからいばって出るとけへ出ろ、こんな小さな子供にこんなけがをさせて、どっちに罪があるかはっきり裁判をしてもらえ」

「みんなに逃げられたいしばらしだろ」と誰かが云った、「こんなひでえ話はおら聞いたこともねえ」

私服は蒼くなってふるえていた。彼は法律を行使したのであるが、いまやその法律が彼を指弾し譴責するように思えたらしい。職権濫用とか、過剰処置とか、罷免とか、その他さまざまな法律用語が頭にうかんでくる、といったような、絶望的な顔つきになっていた。

「さあよし」