Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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おうがいのおもいで

鴎外の思い出

小金井 喜美子

Lee 鴎外の思い出 (おうがいのおもいで) de 小金井 喜美子 (こがねいきみこ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 127.675 caracteres · 254 pantallas

Aozora Bunko

十八日寸介由伎

七日には御つかへのよし、さてさて残念なる事に御座候。在宿の事はいそがしく、前より申上かね候。其内御近所へまゐる序御坐候まゝ、其時参上申承るべく候。又御主人様へも御目にかゝり、面白き御咄しも承度候。右御返事まで。

十二月五日寸介由伎

きみ子様

お名前はいつも万葉仮名で、判で捺したようでした。

手紙ではありませんが、小出粲氏の筆の跡も残っております。小出氏は常磐会の歌の選者の一人です。もと石見浜田の藩士で、初め荒木寛畝に画を学ばれましたが、武芸を好まれて、宝蔵院流の鎗術の皆伝を受けられたそうです。井上通泰氏が小出氏とお心安かったのは、嗜好が同じだったからかも知れません。井上氏も棒をお遣いになって、その御秘蔵の棒に石上という名を附けられたと聞きました。石上は「ふる」の枕詞です。

小出氏の墨蹟は、常磐会の題詠を見て下すったので、次の如くです。

春雨

春雨は降るとも見えず薄月の

匂ふ軒端に梅の花ちる

此歌よろしけれど、或は類歌あるべく、いさゝか陳腐のきらひあり。

川霞

薄月の空に匂ひて川ぞひの

柳をぐらく霞たなびく

舟

魚つりし人は帰りて柳かげ