Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
まんようしゅうか
万葉秀歌
斎藤 茂吉
Lisez 万葉秀歌 (まんようしゅうか) de 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 213 820 caractères · 427 écrans
といっても、人を笑わせないところがある。旅人の歌調は、顫が少いが、家持の歌調よりも太い。
○
君に恋ひいたも術なみ平山の小松が下に立ち嘆くかも 〔巻四・五九三〕 笠女郎
笠女郎が大伴家持に贈った廿四首の中の一つである。平山は奈良の北にある那羅山で、其処に松が多かったことは、「平山の小松が末の」(巻十一・二四八七)等の歌によっても分かる。これは家持に向って愬えているので、分かりよい、調子のなだらかな歌である。この歌の次に、「わが屋戸の夕影草の白露の消ぬがにもとな念ほゆるかも」(巻四・五九四)というのもあり、極めて流暢に歌いあげている。相当の才女であるが、この時代になると、歌としての修練が既に必要になって来ているから、藤原朝あたりのものとも違って、もっと文学的にならんとしつつあるのである。併し此等の歌でも如何に快いものであるか、後代の歌に較べて、いまだ万葉の実質の残っていることをおもわねばならない。
○
相念はぬ人を思ふは大寺の餓鬼の後にぬかづく如し 〔巻四・六〇八〕 笠女郎
笠女郎が家持に贈ったものである。当時の大寺には種々の餓鬼が画図として画かれ、或は木像などとして据えてあったものであろうか。