Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ふざいじぬし

不在地主

小林 多喜二

Lisez 不在地主 (ふざいじぬし) de 小林 多喜二 (こばやしたきじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 69 990 caractères · 141 écrans

Aozora Bunko

組合の竹畑が検束になった。それに対して書記長の太田が抗議をしかけたら、「生意気な、この野郎!」とばかりに、その場で滅茶苦茶になぐられた。――組合に帰ってから、伴さんや阿部さんは何処かしょげこんでしまった。無理もないかも知れない。

「な、七ちゃん、こんな工合で一体どうなるんだべ!」――伴さんが云うのだ。

初めての「凄さ」で、おじけついたのだ、と組合の人が云っていた。

「これでまア、然しよくやめもしないものだ。」伴さんには組合の人達の方が分らないらしい。)

小樽からは、一日も早く争議団の「青年部」と「婦人部」を組織するように指令が来た。婦人部は伴と阿部の細君とキヌの妹が先きに立って働き出した。

第一回の「情勢報告」の演説会を開いた。――健はだんだん面倒な仕事に自信が出来て来た。

「どうして節ちゃんにも仕事をして貰わないの?」

キヌの妹はそんな事を云い出してきた。

情報、四

岸野の邸宅、店舗、其他には番犬が急に殖えた、その番犬は帽子をかぶり、剣をさげている。――こうなればハッキリしたものである。小作人代表の交渉附添いに行った組合の武藤君は、番犬に噛みつかれてすぐ検束された。