Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
にひゃくとおか
二百十日
小川 未明
Lisez 二百十日 (にひゃくとおか) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 5 094 caractères · 11 écrans
「かまわずにおきましょうか。」
しかし、おじいさんには、知らぬ顔をしていることができませんでした。
「あちらの塀へ上がれば、とどくだろう。」
「僕、やだなあ。」
「いい子だから、助けておやり。なんでもおまえのほしいものを買ってやるから。」と、おじいさんは、いいました。
「ほんとう? おじいさん、僕にハーモニカ買ってくれる。」と、正二は、聞きました。このあいだから、おじいさんに、ねだっている品です。
「買ってやるから、助けておやり。」と、おじいさんは、いいました。
これを聞くと、正二は、一時は、うれしそうな顔つきをしましたが、急になんと思ったか、
「いいよ、おじいさん、僕買ってくれなくてもいいの。」といいながら、さおをかついで、隣の家の門を開けて入っていきました。
ちょうどそのとき、そろそろと糸を伝って、大きな黒いくもが、やんまに迫っていました。
これを見た正二は、急いで、塀へ上がると、
「こいつめ。」といいながら、さおでまずやんまを払い、つぎにくもを落としました。巣がずたずたに切れて、やんまは、やっと飛んでいくことができたし、くもはちぢこまって下へ落ちました。