Classiques japonais avec furigana
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おうべいかっこく せいきょうにっき
井上円了・世界旅行記
井上 円了
Lisez 井上円了・世界旅行記 (おうべいかっこく せいきょうにっき) de 井上 円了 (いのうええんりょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 260 015 caractères · 519 écrans
(船は竺洋の東北関に停泊して、帆柱が林のごとく連なってほとんどの入り江を埋めている。日暮れて雷が雨をともなってすぎれば空は洗い流したようにきれいになり、涼しげな月が赤道上の山々のかなたにかかっている。)
雪峰巍立碧雲間、鎮圧閻浮幾万関、鶴林一夜煙散後、空留唯我独尊山。
(雪の峰があおみをおびて雲の間にそびえ、人間界のけがれをしずめおさえること幾万。沙羅双樹の林の一夜、煙の散り消えたのちは、ただ唯我独尊の山が残ったのであった。)
岳勢巍巍圧二四陬一、摩天積雪幾千秋、人間一接二斯光景一、豪気将レ呑五大洲。
(山の姿は高大で四方を圧してそびえ、天にとどかんばかりの積雪は幾千年を経たのであろうか。人のひとたびこの光景に接すれば、その豪快なること五大州をのみこむほどである。)
迦耶懐古欲レ眠難、早起回レ頭独倚レ欄、正覚山前残月淡、尼連河上暁風寒。
(迦耶にいにしえをおもえば眠ろうとしてねむられず、早く起きて四囲をみわたして独り欄干に身をよせる。正覚山の前に残りの月も淡く、尼連河のほとりに夜明けの風がさむざむと吹いているのである。)
卓然高塔抜二林墟一、堪レ喜世尊跡不レ虚、想起三千年古暁、明星光底認二真如一。