Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

じゅうにしこう

十二支考(上)〔全2冊〕

南方 熊楠

Lisez 十二支考(上)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) de 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 290 735 caractères · 566 écrans

Aozora Bunko

世態をやや大きく写したので、大小の違いはあるが実際海蜈蚣また蜈蚣鯨の何様の物たるを見るに足る。

「第7図」のキャプション付きの図

第7図

「第8図」のキャプション付きの図

第8図

これを要するに秀郷竜宮入りの譚は漫然無中有を出した丸嘘談でなく、事ごとにその出処根底ある事上述のごとく、そのうち秀郷一、二の矢を射損じ第三の矢で蜈蚣を射留めたと言うに類した那智の一蹈ちゅう怪物退治の話がある、また『近江輿地誌略』に秀郷竜女と諧うたという談については、古来諸国で竜蛇を女人の標識としたり、人と竜蛇交わって子孫生じたと伝え、〈夜半人なく白波起つ、一目赤竜出で入る時〉など言い竜蛇を男女陰相に比べて崇拝した宗義など、読者をぞっとさせる底の珍譚山のごとく、上は王侯より下乞丐に至るまで聞いて悦腹せざるなく、ロンドンに九年在た中、近年大臣など名乗って鹿爪らしく構え居る奴原に招かれ説教してやり、息の通わぬまで捧腹させ、むやみに酒を奢らせる事毎々だったが、それらは鬼が笑う来巳の年の新年号に「蛇の話」として出すから読者諸君は竜の眼を瞼り蛇の鎌首を立て竢ちたまえというのみ。