Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

じゅうにしこう

十二支考(下)〔全2冊〕

南方 熊楠

Lisez 十二支考(下)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) de 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 251 906 caractères · 495 écrans

Aozora Bunko

神代に萱野姫など茅を神とした例もあれば、もと茅を山立姫というに、それより茅中に住んで茅同然に蛇が怖るる野猪をも山立姫といったと考える。佐藤成裕の『中陵漫録』六に、『本草綱目』に頭斑身赤文斑という、また蝮蛇錦文とあるに因って蝮蛇を錦まだらという、山たち姫といわば鹿だ。『本草』に鹿を斑竜と異名したから、山竜姫というが、鹿は九草を食して虫を食わぬ。好んで蝮蛇を食うものは野猪だから山竜姫は野猪であろうといったが、なぜそう名づけたかを解いていない。

ついでにいう。津村正恭の『譚海』一五に、蝮蛇に螫されたるには年始に門松に付けたる串柿を噛み砕いて付けてよしと出づ。田辺近村で今も蝮に咬まれた所へ柿また柿の渋汁を塗る。宮武粛門氏説に、讃岐国高松で玄猪の夜藁で円い二重の輪を作り、五色の幣を挿し込み、大人子供集りそれを以て町内を搗き廻る。その時唱う歌の一つに「猪の子神さん毎年ござれ、祝うて上げます御所柿を、面白や云々」、『華実年浪草』十に、ある説に亥子餅七種の粉を合せて作る。大豆、小豆、大角豆、胡麻、栗、柿、あめなりとあって、柿も七種の粉の仲間入りをしているが、件の歌に特に柿を上げますというのは、猪は格段に柿を好むにや。