Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
じゅうにしこう
十二支考(下)〔全2冊〕
南方 熊楠
Lisez 十二支考(下)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) de 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 251 906 caractères · 495 écrans
その人寤めて多くの帽失えるを知り失望してその帽を地に抛つと、衆猴その真似してことごとく盗むところの帽を投下し、商人測らず失うところを残らず取り還したてふ話があると。
熊楠いわく、この譚は回教国の物らしいが、類話は古く仏典に出て居る。過去世に伽奢国王梵施と拘薩羅国王長生と父祖以来怨仇たり。梵施王象馬歩車の四兵を以て長生王を伐ち戦敗れて生捕られしを長生王赦して帰国せしめた、暫くして梵施王また兵を起して長生王を伐ち敗り、長生王その后と深山無人の処に隠れ、琴を学んで無上に上達し諸村を徘徊して乞食す。梵施王の第一大臣この夫婦を招き音楽を聴くに未曾有にうまいから、乞食をやめさせ自邸に住ましめ扶持して琴を指南せしむ。時に長生王の后臨月に近付き夫に語るは、何卒朝日初めて出る時好き幃帳内に妾を臥せしめ、四つ辻で象馬歩車の四兵の闘う処を見せ、闘いに用いた利刀の洗汁を飲ませて欲しいと。王それは出来ぬ相談だ、昔王位にあった時はともかく、かく落ちぶれて暮し兼ねるに「寝ていて戦争を眺めたい」などは思いも寄らぬというと、后それが出来ずば子を生まずに死ぬとせがむ。折から大臣に招かれ琴を弾くにややもすれば調子合わず、何か心配があるのかと推問されて事情を語る。