Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
もぐら
土竜
佐左木 俊郎
Lisez 土竜 (もぐら) de 佐左木 俊郎 (ささきとしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 9 991 caractères · 21 écrans
「どうも私等には、巻き煙草では、強がすもな。」
「僕等は、どうも刻みは面倒で……」と、竜雄は別の一本へと吸いさしから火を移した。
「東京さは、今度は、いつ御上京でがす?」
梅三爺は突然思い出したように、さっきの吸いさしに火をつけながら、また唇を尖らして、とぎれとぎれに訊いた。
「東京なんか、もう、行く気になれんですね。」
「ははは……」と、梅三爺は笑いの中から煙を吐き出した。「やっぱり、田舎の方が宜がすかな?」
「僕も今度は、一つ百姓をして見ようと思ってね。僕も、開墾でもやりたいと思っているのだが……」
こう言って竜雄は、微笑んではいたが、彼の計画は真摯だった。
「あんだ等が百姓だなんて……百姓しねえたって、役場さ勤るが、学校さでも勤たら……」
「そのくらいなら……」と、竜雄は爺の言葉を遮った。「――いや、百姓が一番だ。僕は、百姓したいから、東京へなんか行くのを止めたんでね。でなけりゃ、まだ……」
「ほんでも、せっかく、今までやって、惜しがすぺちゃ。」
「僕なんか、最初っから間違っていたんですね。僕等は、百姓の子だから、百姓をやっていればよかったんですよ。まるで、もぐらもちが陽当に出て行ったようなもんで、いい世間のもの笑いですよ。