Classiques japonais avec furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Lisez 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 138 733 caractères · 274 écrans
をしてまいりましたも、若しや貴方にお目にかゝられる事もありましょうかと、神仏を信じて居りました甲斐があって、お目にかゝる事が出来ました」
と涙拭えば、
鹽「伴もある様子だが、今晩は私の家へ泊ってはくれまいか」
右「へい、泊っても宜しゅうございますが、商人仲間の伴が有りますから、あの男を先へ帰しましょう」
と話していると、
傳「おい宇之助さん/\、おや、あの女にへい/\お辞儀をしているよ、弁当の余りでも貰う気じゃアねえか、宇之助さん何うしたい」
右「私は今少し訳のある人に逢って、今晩泊らなければなりませんから、あなたは明日沼田の大竹屋という宿屋へお泊りなすって下さい、事に寄ったら二日ぐらい遅くなるかも知れないが」
傳「左様かい、それじゃア先へ往っているよ、お前が三日位かゝっても待っているよ、それじゃア磯之丞さん先へ往こう」
とこれから別れて、案内と両人連立ってまいります。此方は三人で女房が薬鑵を提げて、右内が脇に附きまして、漸々山道を小川村へ二里ばかり下りて、横に又四五町入って見ますと、屋根には板の上に石を載せて嵐を防ぎ、実に見るかげもない山住いで、中へはいると大きな囲炉裏が切ってあって、竹自在へ燻ぶった