Classiques japonais avec furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Lisez 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 138 733 caractères · 274 écrans
五「あゝ己を切りやアがったな」
と云う、丹三郎が尚お切ろうとすると、太左衞門は厩の方へ逃げて来ましたが、向うは厩、西の方は灰小屋、此方は生垣で路がありませんから、慌てゝ前の方の大豆や小豆などが干してある所へ来て、莚に躓いて倒れる所を、丹三郎が長刀を揮上げ、一刀に太左衞門を切ろうとする、太左衞門はどうしても遁れる道はありませんが、妙なもので、厩に繋いである青という馬は、多助が家を出る時沼田原の松の木へ繋いで因果を含めた処、多助の云うことに感じて泣いたと云うくらいの名馬でありますから、今太左衞門が丹三郎の一刀の下に殺されようとする有様を見ると、ボーンと厩から躍出しました。田舎では厩の前にませと云う丸太があります。其のませを馬が鼻先で反ね除けて外へ躍出して、突然後足を揚げて丹三郎を蹴ましたから、丹三郎は其処へ倒れますと、馬が丹三郎の肩へ噛付きましたから、丹三郎はさも苦しげにヒイと泣声をあげ、七顛八倒の苦しみを致します。これを見ていたおえいは驚いて、アレーと云いながら逃出しますと、馬は尚更暴れておえいを追掛けて、背後からおえいの髷を囓えて後へ引倒して、花嫁の美く