Classiques japonais avec furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Lisez 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 138 733 caractères · 274 écrans
八十両べいの金を取り、牢に入って命を落すかと思えば如何にも気の毒で、其の心が虫よりも小せえから己ア愍然でなんねえから意見を云うだ、えゝか、そんなに急いで獄門になりたがらねえで、旦那様が二十両下されば幸えだアから、頭でも剃落かして出家になるか、又は堅気になり、誠の商いでもするなれば、今までした悪事も自然に消え、畳の上で死なれるようになるがどうだ、此処で一つ二十両の金え貰い、改心して真の人間にならねえか、汝エ母親は又旅のおかくと云って、五十の坂を越して居ながら、汝と一緒に己ア家へ強談に来たり、おえいを攫ったりして己宜く知ってる、汝母親は悪党だが、親父はどうだか知んねえが、大方女房のおかくは悪党で、又汝ような子が出来たから離縁をせねえばなんねいという処で、悪党は悪党連れだから、おかくが汝エ連れて出たかも知んねえが、其の時は親父が善人ならば、別れた後の心持は何うだえ、あゝ彼奴が真人間ならば己心配はねえものを、悪党の子が出来たから仕方なく追出したが、どうか堅気になってくんろ、悪い心を廃め、真人間になれば宜い、今一度逢いていもんだと、親父が達者でいれば汝が事は片時も心に忘れる