Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
おおえどおうごんきょう
大江戸黄金狂
野村 胡堂
Lisez 大江戸黄金狂 (おおえどおうごんきょう) de 野村 胡堂 (のむらこどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 26 754 caractères · 53 écrans
赤崎才市の話は恐ろしく奇っ怪です。
「そいつは旦那」
貝六はゴクリと固唾を呑みました。あまりの事に続く言葉も出ません。
「七万両と聴いて肝を潰すなんざ、厄介の貝六に似気ないことじゃないか」
「驚きやしませんが、そいつはあんまり話が大きくて本当らしくはありませんぜ旦那」
「よしよしそれじゃ嘘だと思って来て見るが宜い、今から八月の十五日まで――三日の間俺に手伝ってくれたら、日当一両ずつ出すよ。その代り七万両の金が入ったって、手前には一文もやらないよ」
「日当一両も悪くねえが、七万両の山分けの方が、少しばかり分が良いようだ。乗りますよ、旦那その割勘の方に」
「人間はあまり賢こくねえようだが、勘定は確かだな、三万五千両の方が多いってことを、ちゃんと心得てやがる、その気で今日から仲間付き合いだ、宜いか貝六、前祝に一杯やり度えが、手前五百や一貫は持ってるだろうな、男のたしなみだ」
「ヘッ、自慢じゃねえが空っ尻だ」
「顔で呑める店は無いのか」
「八方塞がり」
「呆れた野郎だ、その絆纏を脱ぎな」
「ワッ、この一張羅を剥がれちゃ道中がならねえ、そいつは殺生過ぎるぜ旦那」
「何を言やがる、人に訊かれたら雲助の真似をしろ」