Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

たいくうまかん

大空魔艦

海野 十三

Lisez 大空魔艦 (たいくうまかん) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 31 098 caractères · 63 écrans

Aozora Bunko

「どうだ、丁坊――といったな。若鷹丸はとうとう沈んでしまった。お前はいい気持だろう」

「えっ、なんですって」

丁坊は自分の耳をうたがって、大佐の言葉を聞きかえした。

「お前は、いい気持だろうというんだ」

「すこしもいい気持ではありません。僕、たいへん口惜しいです。隊長そんなことを、なぜ僕にいうのですか」

すると大月大佐は、少年の顔をぐっと睨みつけて、

「お前にはよく分っているじゃないか。お前は空魔艦の廻し者だ。そして若鷹丸を沈めにきたということはよく分っている」

「なんですって、隊長さん。ぼ、僕は日本人ですよ、空魔艦に攫われた者ですよ。空魔艦を恨んでも、どうして同国人である隊長さんなどに恨みをもちましょう」

「ごま化してはいけない。じゃあ聞くが、なぜ空魔艦はお前をこの若鷹丸の難破しているところへ落下傘で下ろしたのだ。その理由を説明したまえ」

丁坊はそういう風なことを聞かれて、全く困ってしまった。大佐は自分のことを空魔艦の廻し者だと思って、気をゆるさないのだ。

秘密の仕掛

「僕、なんにも知らないのです。なぜこんなところに下ろされたか知らないのです。もし知っていれば同じ日本人の隊長さん方に喋りますとも」