Classiques japonais avec furigana
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きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
Lisez 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.
N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 150 254 caractères · 300 écrans
すると、総監も捜査課長も待っているからという返事があったので、そのまま自動車をよんで、ポケット小僧をつれて、警視庁へいそぎました。
それから二十分ほどして、警視庁の総監室には、大机の正面に山本警視総監、その前に明智小五郎、堀口捜査一課長、中村警部が席につき、ポケット小僧も、明智探偵のとなりの大きないすに、ちょこんとこしかけて、しかつめらしい顔をしていました。
山本総監は、四十面相がじぶんに化けて、警視庁をばかにしたことを、ひじょうにおこっていましたので、この事件にかぎって、総監室で秘密会議をひらくことにしたのです。
「きみがポケット小僧か。よくやってくれた。あとで、どっさりほうびをあげるよ。で、きみは、その奇面城がどこにあるのか、わかっているんだろうね。」
総監が、ポケット小僧にたずねました。
「はい、それは奇面城にかくれているあいだに、四十面相の部下たちの話を立ちぎきしてわかりました。それはこぶし岳という山です。その山の北がわの深い森の中に、あの恐ろしい顔の岩があるのです。」
それをひきとって、明智探偵が説明しました。
「甲武信岳というのは、埼玉県と長野県の境にそびえている山です。