Classiques japonais avec furigana
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きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
Lisez 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.
N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 150 254 caractères · 300 écrans
警官隊
たっぷり一分間ほども、そうして、じっと、にらみあっていたのです。
「むろん、知っている。」
しばらくして、ほんものの明智探偵が、にっこりして、いいました。そしてかれの右手が、スウッと前にのびたかとおもうと、まっこうから、にせ明智の顔をゆびさしました。
「きみは四十面相だッ! そのまえの名は二十面相といったね。」
ピシッ、むちをうつような、するどい声でした。
「で、おれが四十面相なら、どうしようというのだ。」
「警察にひきわたすのだ。さっきもいったとおり、このうちは警官隊にとりかこまれている。きみはもう、ぜったいに逃げることはできないのだ。」
「ふふん、いよいよ、ふくろのネズミというわけか。だがね、明智君、おれはたびたび、こういうめにあっている。そのたびに、おくの手が用意してあるかもしれないぜ。」
警官隊
「ハハハハ……やせがまんはよしたまえ。ほら、聞こえるだろう。ドアのそとの廊下に、おおぜいのくつ音がする。警官隊がやってきたのだ。五人や六人じゃない。何十人という警官が、この家をとりまいている。そのうちの一隊が、ここへやってきたのだ。」
明智のことばが、おわらないうちに、どんどんと、ドアをたたく音がして、