Classiques japonais avec furigana
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きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
Lisez 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.
N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 150 254 caractères · 300 écrans
それに、わたしのうちには大学にかよっているむすこもいますし、書生もふたりいるほかに、わたしが社長をしている会社の若い社員に、三人ほどとまりにきてもらっているので、美術室のまわりはむろん、やしきのまわりにも、ぐるっと、見はりがついているわけです。
警察では、いくら四十面相でも、これだけ警戒すれば、だいじょうぶだろうというのですが、なにしろ四十面相というやつは、魔法つかいですからね。わたしは、どうも安心ができないのです。
そこで、これまで、たびたび四十面相を手がけていらっしゃる明智さんに、ご相談するほかはないと考えたわけです。ひとつ、お力をおかしねがえないでしょうか。」
明智探偵はそれを聞くと、ふかくうなずきながら、
「しょうちしました。できるだけやってみましょう。いまの電話で、中村警部も、わたしに手をかしてくれとたのんでいました。
それに四十面相は、二十面相と名のっていたころから、わたしにとっては、きってもきれない関係のあるやつですからね。こいつがあらわれたと聞いては、わたしも、うしろを見せるわけにはいきませんよ。」
と、にっこり笑ってみせるのでした。