Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
いえ
家
島崎 藤村
Lisez 家 (いえ) de 島崎 藤村 (しまざきとうそん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 126 748 caractères · 254 écrans
「例の車の方はどんな具合ですか」こう三吉が聞いた。
「なんでも、未だ工場で試験中だということですが、事業が大き過ぎるんですもの」と嫂が言う。
「借財が大きいから自然こういうことに成って来る」と宗蔵も考えて、「なにしろまあ、ウマクやって貰わないことには……僕は兄さんの為に心配する……復た同じ事を繰返すように成る……留守居は、君、散々仕飽きたからね」
宗蔵は噛返しというを為るのが癖で、一度食った物を復た口の中へ戻して、何やら甘そうに口を動かしながら話した。
では、どうすれば可いか、ということに成ると、事業家でない宗蔵や商売一つしたことの無いお倉には、何とも言ってみようが無かった。で、宗蔵は復た物事が贅沢に流れて来たの、道具を並べ過ぎるの、ああいう火鉢は余計な物だの、と細いことを数え立てた。嫂は嫂で、どうもこの節下女がすこしメカシ過ぎるというようなことまで心配して三吉に話した。
「三吉さん、貴方からよく兄さんに話して下さい」とお倉は言った。「私が何を聞いたッて、まるで相手にしないんですもの――事業の方のことなんか、何事も話して聞かせないんですもの」
「道具だってもそうだ」