Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しょうせつ えんちょう

小説 圓朝

正岡 容

Lisez 小説 圓朝 (しょうせつ えんちょう) de 正岡 容 (まさおかいるる) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 163 270 caractères · 325 écrans

Aozora Bunko

「だから、だからこそお前さん三つ目に」

「いやそいつァいけねえ」

烈しく首を振って、

「だから……とこっちのほうがいいたい、だからこそ何とかそこをひとつ真打に」

いいながら圓生、高座で使いそうな大きな湯呑みへ、なみなみと冷酒を、ヌーッと杉大門の方へ差しつけてきた。

「ウム」

受け取ってググググと息も吐かずに呑み干し、すぐまた圓生のほうへ返すと、ウーイとひとつげっぷをしたが、

「じゃいおう、俺もいおう」

「ウム聞こう」

微笑んで圓生、ひと膝乗りだした。

「聞いてくれ三遊亭。そりゃ巧え小圓太は。お前のいう通り、たしかに筋もいい、調子もいい、眼もきく、人間も決して馬鹿じゃない。どうしてなかなかの大したものだ」

「ならお前ひとつ」

宝の山に入りながらというようないかにも惜しそうな顔を、圓生はしてみせたが、

「どっこい、それが」

「ウム」

ニヤリ杉大門は上目して、

「せっかくだけれどね、まだどうも」

「ド、ドどうして、どうしてよ」

躙り寄るように、圓生はしてきた。

「似てるからよ」

ややしばらくいおうかいうまいかためらっていた杉大門が、やがて思い定めたようにズケリといった。

「な、何」