Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

かいじんにじゅうめんそう

怪人二十面相/少年探偵団

江戸川 乱歩

Lisez 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 212 130 caractères · 422 écrans

Aozora Bunko

さて明智探偵は、キッと警視総監のほうに向きなおって、

「閣下、では怪盗二十面相をおひきわたしいたします。」

と、しかつめらしくいって、一礼しました。

一同あまりに意外な場面に、ただもうあっけにとられて、名探偵のすばらしい手がらをほめたたえることもわすれて、身動きもせず立ちすくんでいましたが、やがて、ハッと気をとりなおした中村捜査係長は、ツカツカと二十面相のそばへ進みより、用意の捕縄をとりだしたかとみますと、みごとな手ぎわで、たちまち賊をうしろ手にいましめてしまいました。

「明智君、ありがとう。きみのおかげで、ぼくはうらみかさなる二十面相に、こんどこそ、ほんとうになわをかけることができた。こんなうれしいことはないよ。」

中村係長の目には、感謝の涙が光っていました。

「それでは、ぼくはこいつを連れていって、表にいる警官諸君を喜ばせてやりましょう……。さあ、二十面相、立つんだ。」

係長はうなだれた怪盗をひきたてて、一同に会釈しますと、かたわらにたたずんでいた、さいぜんの警官とともに、いそいそと階段をおりていくのでした。

博物館の表門には、十数名の警官がむらがっていました。