Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

かいじんにじゅうめんそう

怪人二十面相/少年探偵団

江戸川 乱歩

Lisez 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 212 130 caractères · 422 écrans

Aozora Bunko

黒い手

インド人は今、地面に種をまいたかと思うと、みるみる、それが芽を出し、茎がのび、葉がはえ、花が咲くというようなことは、朝飯まえにやってのける人種だからねえ。」

「じゃ、ぼくらでいけなければ、明智先生にご相談してはどうでしょうか。明智先生は、やっぱり魔法使いみたいな、あの二十面相を、やすやすと逮捕なすった方ですからねえ。」

始君は、さもじまんらしくいいました。明智探偵ならば、いくら相手がインドの魔法使いだって、けっして負けやしないと、かたく信じているのです。

「ウン、明智先生なら、うまい考えがあるかもしれないねえ。あすにでも、ご相談してみることにしようか。」

おとうさまも明智探偵を持ちだされては、かぶとをぬがないわけにはいきませんでした。

しかし、黒い魔物は、あすまでゆうよをあたえてくれるでしょうか。始君たちの話を、やつはもう、障子の外から、ちゃんと立ち聞きしていたのではありますまいか。

黒い手

そのとき、始君は何を見たのか、アッと小さいさけび声をたてて、おとうさまのうしろの床の間を見つめたまま、化石したようになってしまいました。その始君の顔といったらありませんでした。