Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
Lisez 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 212 130 caractères · 422 écrans
商売の話なら、べつの部屋にしてほしいんだが。」
主人の大鳥氏は、支配人のみょうなしぐさを、あっけにとられてながめていましたが、たまりかねたように、こう声をかけました。
すると、支配人は、板戸をしめきって、主人のそばへ、いざりよりながら、声をひそめてささやくのです。
「いや、商談ではございません。だんなさま、おわすれになりましたか、ほら、わたくしが、四日ほどまえに申しあげたことを」
「え? 四日まえだって、ああ、そうか。黄金塔の替え玉の話だったね。」
「そうですよ。だんなさま、もうこうなっては、あのほかに手はございませんよ。賊は、やすやすとこの部屋へ、はいってまいったじゃございませんか。せっかくの防備装置も、なんのききめもありません。このうえは、わたくしの考えを実行するほかに、盗難をふせぐ手だてはありません。相手が魔法使いなら、こちらも魔法を使うまででございますよ。」
支配人は、しらが頭をふりたてて、いっそう声をひくめるのです。
「ウン、今になってみると、きみの考えにしたがっておけばよかったと思うが、しかし、もう手おくれだ。これから黄金の塔の替え玉をつくるなんて、むりだからね。