Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

Lisez 新書太閤記 (しんしょたいこうき) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 185 353 caractères · 371 écrans

Aozora Bunko

翌日――

小六の手書が、蜂須賀村から八方へ飛んだ。

檄を手にした面々は、

「何事か」

と、本家格の小六のやしきへ馳せつけた。

篠木郷の河口久助。

科野村の長井半之丞。

柏井の青山新七。

秦川の日比野六太夫。

守山の梶田隼人。

小幡郷の住人松原内匠。

といったような顔ぶれである。

いうまでもなくみな野武士だ。多年小六の下にあって、将軍の下に大名のあるが如く、村、部落、山里などの縄張縄張に、各※(二の字点、1-2-22)手飼の狼武士を養って、事ある日ばかり待っている者どもなのである。

そのほか。

小六の弟七内、同又十郎、叔父、従兄弟から遠縁の一族までが、寄り合っていた。

一同が、眼をみはったのは。

この中に、十年前の一族の反逆者、御厨の渡辺天蔵がいたことであった。

席、定まってから、

「実は――」

と、小六は、自分の重大な決心と、これまでの斎藤家加担を絶縁して、今日から織田家に味方する旨を、一同へ告げ渡した。

「それと、天蔵のことだが」

と、同時に、彼が復帰するようになった仔細も、明瞭にはなした。

終りに、

「不服な者もあろう。なお斎藤家に、未練をのこす者もあろう。