Classiques japonais avec furigana
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なりひらぶんじひょうりゅうきだん
業平文治漂流奇談
三遊亭 円朝
Lisez 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 159 974 caractères · 317 écrans
訳なら笄なども遣って仕舞わなければよかった」
とこれから松屋新兵衞は山の宿(しゅく)の宿屋へ帰り、お村と友之助は海老屋へ預けまして、翌日紀伊國屋の主人からお村のお母(ふくろ)へ掛合に参りますのが一つの間違いになると云うお話になります。
六
文治が友之助を助けた翌日、お村の母親の所へ掛合(かけあい)に参りまして、帰り掛(がけ)に大喧嘩の出来る、一人の相手は神田(かんだ)豊島町(としまちょう)の左官の亥太郎(いたろう)と申す者でございます。其の頃婀娜(あだ)は深川、勇みは神田と端歌(はうた)の文句にも唄いまして、婀娜は深川と云うのは、其の頃深川は繁昌で芸妓(げいぎ)が沢山居りました。夏向座敷へ出ます姿(なり)は絽(ろ)でも縮緬(ちりめん)でも繻袢(じゅばん)なしの素肌(すはだ)へ着まして、汗でビショ濡(ぬれ)になりますと、直ぐに脱ぎ、一度切(ぎ)りで後(あと)は着ないのが見えでございましたと申しますが、婀娜な姿(なり)をして白粉気(おしろけ)なしで、潰(つぶ)しの島田に新藁(しんわら)か丈長(たけなが)を掛けて、笄(こうがい)などは昔風の巾八分長さ一尺もあり、狭い