Classiques japonais avec furigana
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ほうそうやわ
法窓夜話
穂積 陳重
Lisez 法窓夜話 (ほうそうやわ) de 穂積 陳重 (ほづみのぶしげ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 136 325 caractères · 264 écrans
三三 栴檀を二葉に識る
not to minister justyce, and also a sonne, who can suffre semblably, and obey justyce!”
右に掲げた話は同書中の記事に拠ったのである。
三三 栴檀を二葉に識る
ここは英国某市の裏通り、数人の児童今やマーブル遊びに余念もない。彼らは皆小学校にも通われぬほどの憫むべき貧児である。折からボーイス(Boyse)という一僧侶この場に来懸り、暫くこの遊びを眺めておったが、忽ちこの鶏群中に一鶴を見出した。相貌怜悧、挙止敏捷、言語明晰、彼は確かに野卑遅鈍なる衆童を圧して一異彩を放っておった。僧侶は頻にこの児に対して愛憐の情を催し、菓子を与えてその家に誘い帰り、これに文字を教えてみると、果して一を聴いて十を識るの才がある。僧侶はいよいよ乗り気となり、授業料を給して学校に通わせることとした。
歳月流るるが如く、三十年は既に過ぎ去って、今や一箇の長老となりたるボーイス師は、一日議会を傍聴した。僧侶の身として何故にと怪しむことなかれ。これ彼がかつて培いたる栴檀の二葉が、今や議場の華と咲き出でたる喜びの余りである。