Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ひなわじゅう

火縄銃

江戸川 乱歩

Lisez 火縄銃 (ひなわじゅう) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 9 117 caractères · 19 écrans

Aozora Bunko

「それは申上げられません。又申し上げる必要もないと思います」

「失礼ですが、あなた方は真実の御兄弟でしょうね」

そう言った刑事の顔には、皮肉な微笑が泛んでいた。

「いいえ、そうじゃないんです」

それから猶いろいろの訊問があったり、警察医の検死があったり、部屋の内と外の現場調べがあったりしたが、その揚句、二郎は遂に其場から拘引される事になった。

その夕方、橘と私とは同じホテルの一室で互に向い合っていた。死体の後始末や何かの為め私達はホテルに残っていたのだ。

「君は暫く姿が見えなかったが、何所かへ行っていたのかい?」

先ず私が口を切た。日頃探偵狂の橘が、こんな事件にぶッつかって安閑としている筈がない。永い間姿を隠していたのは、その間に何か真相を発く手掛を掴んだのか、或は証拠がための為めに奔走していたに違いないと思ったので、私は橘の探偵談を聞き度くて、話をその方に向けてみたのだ。とは言うものの、私は真面目に橘の名探偵振りを拝聴しようと思ったのではなく、こんな極まりきった殺人事件を、探偵狂の橘がどう勿体つけて説明するか、それが実は聞き度かったのである。すると、橘は突然大きな口を開けて、