Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

たざきそううんとそのこ

田崎草雲とその子

吉川 英治

Lisez 田崎草雲とその子 (たざきそううんとそのこ) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 19 568 caractères · 40 écrans

Aozora Bunko

離の小宴笹の雪に 悲しむ勿れ万歳一升の酒

離の小宴笹の雪に

悲しむ勿れ万歳一升の酒

幕末日本の象徴のように、浅間山は、噴煙を吐いていた。

館林の秋元藩の木呂子退造、塩谷良幹、相場朋厚その他を加えて、七名の士が、そこの麓に落会っていた。足利藩の田崎草雲は、江戸から加わって、盟友たちに、藩論の一致の吉報を、その軍議の密会に齎して行ったのである。

錦旗の東征は、もう時間の問題である。

西、長州と呼応して、すべての聯絡は、とれていた。そして、佐幕色の多い東北諸藩の中にあって、小さいながらも、この二つの藩は、勤王で一体になることを誓った。

すべての手はずをあわせて、草雲は、足利へ帰った。第一に、彼が着手したのは、先に、誓いを残した少壮の十一人組を中心とする、民兵赤誠隊の編成だった。

山藤三之助、戸叶角蔵、須水広吉、荻野佐太郎、大山岩次郎、山口喜太郎。――そういう人々に、草雲の門人たちと、商家、百姓の子弟が、二百人以上もすぐに集った。

その頃、新式の元込銃は、一挺が二十五両だった。貧乏な戸田藩では、隊は、編成されても、新式の銃器を買って、兵に持たせることができなかった。

民兵隊の兵は、軍費、服装、自分持ちだったのである。