Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ささめゆき
細雪
谷崎 潤一郎
Lisez 細雪 (ささめゆき) de 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 194 628 caractères · 371 écrans
別れたのであった。
「ペータアさん喜んではったか」
「東京が立派やのんで驚いたらしいわ。なあ悦ちゃん」
「ふん、大きなビルディングがあるのんで、眼エきょろきょろさしてはったわ」
「パパさんは欧羅巴知ってはるけど、ペータアさんはマニラと、神戸と、大阪より知れへんねんさかいにな」
「流石に東京やなあ思うたらしい様子やったわ」
「悦ちゃんかてそうやったやろ」
「悦子日本人やないの、見ん前から分ってたよ」
「何せ、東京知ってるのんはあたし一人やさかい、説明するのんに骨折ったわ」
「姉ちゃん、日本語で説明したの?」
と、輝雄がきいた。
「それがなあ、あたしがペータアさんに話して、ペータアさんがパパさんに通訳するねんけど、帝国議会やたら首相官邸やたら云うのん、ペータアさん分らへんねんわ。そんで、ところどころ英語使うたりして、………」
「帝国議会だの首相官邸だのって英語、姉ちゃんよく知ってたなあ」
輝雄はひとりアクセントの正しい東京弁を使っていた。
「日本語の間に片言の英語交ぜるねんわ。帝国議会は覚えてたけど、首相官邸は、『此処が近衛さんのいやはるとこ』と日本語で云うてん」
「悦子独逸語使うたよ」